第4回 心地よい汗の季節 「夏のからだ」1

6月下旬~8月

夏のからだは呼吸器が主役

夏のさなか、どこからか風鈴の音が聞こえたり、見知らぬ人が通りに水を打つ姿を見かけると、ちょっと得をしたきもちになります。最近は見かけなくなりましたが、日本人は暑いながらも、夏を快適に過ごしてきたんですね。

からだもそうです。汗を気持ちよくかくことで、高温多湿の夏を気持ちよく過ごすことができるのです。夏のからだは、呼吸器の働きが活発になります。呼吸器といえば、肺と皮膚。これらはいわば自前のエアコンで、からだは肺や皮膚をフル回転させて、夏の暑さをしのいでいるのです。

皮膚は、汗を使ってコントロールします。汗をせっせと出し、その汗が蒸発する時に奪われる気化熱を利用して、からだを冷やします。

一方の肺は、呼吸を使います。より深く呼吸することで、体内にこもった熱を、効率よく外にだしていくのです。

>>第5回に続く