第9回 からだが充実する季節「秋のからだ」2

その食欲は本物ですか?

注意したいのは、よくいわれる「食欲の秋」。秋の食欲は、本物かどうかの見極めが必要なんです。確かに秋は実りの季節。おいしい食材がたくさんでまわり、自然に食欲も増してきます。そういう食欲なら大歓迎なのですが、そうでない食欲が起こることもあるのです。

寒くなるとからだは腰椎3番をねじりますが、ときどき腰椎3番が固まって、動きづらくなることがあるのは、先回お話しました。この状態を整体では「固応化」するといいますが、腰椎3番が固応化すると肝臓の機能が低下してしまいます。肝臓は、からだの老廃物を排泄して、尿をつくる臓器です。ここの働きが悪くなると、血液中に老廃物や余ったアミノ酸があふれだし、胃酸につくりかえられてしまうのです。

そして、胃酸の分泌が活発になると・・・・・・そうです、食欲が出てくるんですね。この状態で、特に肉などを過食すると、さらに食欲は増し、どんどん悪循環に陥ってしまいます。こういう食欲はからだにダメージを与えるだけ。むしろ、何も食べないほうがいっくらいです。

>>第10回に続く