コラム

第15回 生命力あふれる季節 その2

骨盤の動きをスムーズに

春のからだレッスンも、ポイントは骨盤です。骨盤がきちんとひらいたからだは、春を快適に過ごすことができます。
骨盤がひらこうとする動きは、からだの内側から起こるものなので、これを直接コントロールすることはできませんが、この動きを促すようなケアが、春には大切になってきます。

食べ物は苦味のあるものを

昔から、春先に苦味のあるものを食べると、からだの中にたまった毒素が排泄されるといわれますが、整体でも同じことがいわれています。
少し補足すると、この苦味が骨盤を刺激するのです。この刺激によっていったん骨盤は閉まりますが、その反動で骨盤がひらこうとする動きが、よりスムーズになるのです。
毒素が排泄されるというのも、骨盤がきちんとひらかれた結果、起こることなんですね。
春の苦味といえば、山菜。ふきのとうやウド、ゼンマイ、せり、ワラビ、タラの芽など、この時季にしか味わえない旬の素材を、積極的にいただきましょう。

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第14回 生命力あふれる季節 その1

2月~4月

春は「再生」の季節

ほとんど枯れ木のように見えていた街路樹が、あるときいっせいに芽吹きはじめる。その光景は何度見ても感動的です。都会の真ん中に根をはる木々でさえ、そんな力強い生命力を秘めているのですね。
鳥や動物たちも同じです。この季節、多くは繁殖期を迎え、新たな生命を紡いでいきます。寒い冬のあいだ、内側に蓄えてきた生命エネルギーが一気にあふれだす・・・春はそんな季節です。1年を一生にたとえると、春はそのはじまり。生命が新しく生まれ変わる「再生」のときです。

骨盤がひらく季節

では、人間はこの時季、どんな変化をするのでしょう。木や鳥や動物たちと同じように、再生の春、人間のからだは骨盤をひらいて、生命エネルギーを放散します。
骨盤は男性も女性も1年を通して開閉を繰り返していますが、春はその開閉の度あいが一番大きくなります。そして骨盤が大きくひらかれることで、エネルギーが、からだの内部から外へでていくのです。
人によっては骨盤がひらくことで、節ぶしが痛くなるなどの症状がでることもあります。痛みはいやなものと思いがちですが、症状がでること自体は悪いことではありません。さまざまな症状は、からだが発しているメッセージ。からだの一部が「ちょっと困った状態」になっていることを、知らせてくれている場合もあるのです。

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第18回 「足湯」ということ

KIYO流「足湯」のやりかたをご紹介します。
体が冷えてしまったときの応急処置に、腰痛の時も楽になります。

準備するもの

たらいまたは洗面器(両足が足首まで入るくらいの大きさ)
差し湯(熱湯)
飲み水
タオル
靴下(長めのもの)
時計

方法
1.たらいに足首が完全にかくれるくらいのお湯(42℃~43℃)をはり、水をちびちび飲みながら、8分間両足を入れる。
  この時、差し湯を少しずつ足して、一定温度を保つ。
2.8分たったら、お湯から足を出し、指まで丁寧にふく。
3.両足を見比べて、赤い方は指の間までよく拭いて、冷えないように靴下を履く。
4.白い方の足をもう一度2分間お湯につける。この時、温度を1~2℃上げる。
5.終わったら足をよく拭いて、冷えないようにする。

第17回 しっとり感を味わう季節 その2

食べ過ぎ、飲み過ぎに注意

食べもので注意したいのは、乳製品や肉を控えめにすることと、マヨネーズなど、油が乳化した食品を大量にとらないように気をつけることです。
また、この季節に限ったことではありませんが、化学調味料や添加物の入った食品も、できるだけ避けるようにしてください。これらは、肝臓に負担をかけてしまいます。反対にみそや醤油、漬物などの乳酸発酵食品は、積極的にとりましょう。
肝臓の働きが低下している初夏・梅雨は、節食が基本。お酒もほどほどにしてください。特に肝臓が弱ると、それを刺激したくて無意識的に深酒しがちになるので、気をつけましょう。

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第16回 しっとり感を味わう季節 その1

5月~6月

からだもしっとり

この時季、雨の日に外を歩くと、空気がとてもやわらかく感じられます。初夏・梅雨は、自然もそこに生きる生き物たちも、水分をたっぷりふくんで潤っています。
それに呼応するかのように、からだも少しだるくしっとりとした感じになります。こんな感覚を味わえるのは、1年を通してこのときだけ。そのしっとり感をじっくり楽しみたいものです。

五月病の原因はたるんだ肝臓?

初夏・梅雨には、肝臓の機能が少し低下します。からだがスローな感じになるのも、そのせいです。肝臓の働きが活発になる夏に備えて調整期に入るためですが、このあいだに肝臓がたるんでしまうことがあります。これは、あまりよいことではありません。肝臓がたるむと、右側の肋骨が力を失って下がりやすくなります。この状態になると精神的に不安定になったり、ふさぎこみやすくなる傾向があります。これがいわゆる五月病の状態なんですね。ですから、初夏・梅雨のからだレッスンでは、肝臓を過度にたるませないためのケアを行います。

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第13回 からだは冬眠モードの季節 その3

食事で乾燥&寒さ対策を

冬は、乾燥と寒さが一番厳しい季節であることもお忘れなく。この時季になると、からだは乾いた空気にも低い気温にもある程度慣れてきています。とはいえ、やはりからだにとって、寒さも乾燥も負担であることにかわりはありません。

冬におおすすめしたいのは、根菜類と良質の油をたっぷり使ったお料理です。
玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、ごぼうなどの根菜類は、からだをあたためる効果があります。

また、油をしっかりとることで、油分が皮膚表面までいきわたり、これが一種のバリアになって、乾燥や寒さからからだを守ってくれます。皮膚の表面というのは、栄養分が最後に割り当てられる場所なので、食事に油が足りないと、すぐにカサカサになってしまいます。逆にいうと、皮膚の状態がよければ、からだ全体の栄養状態がいいということになります。

また、この時季に油をきちんととることは、春に向けての準備でもあるのです。春、からだはいっせいに新しい細胞をつくりはじめます。油はその細胞を包む細胞膜の材料になります。細胞膜の質は細胞の生命力、いいかえれば、からだ全体の生命力に影響します。だからこそ、油は種類と質にこだわって選んでほしいのです。

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第12回 からだは冬眠モードの季節 その2

脳の「偏り疲労」に注意!

大脳神経系が過敏になるということは、つまり頭が冴えた状態になるということ。からだのほうは冬眠モードなので、本を読んだり、音楽を聴いたり、ビデオを観たり、インターネットをしたり・・・・・・と、インドア系の過ごし方がしっくりきます。

オフィスワークでは、長続きしない一時的なものではありますが、効率がアップするかもしれません。

でもその反面、脳がオーバーヒートしやすい状態ともいえるんです。膨大な情報に常にさらされている現代社会では、脳だけが極端に疲れた「偏り疲労」をただでさえ起こしやすいのですが、大脳の感度がよくなる冬は、これに拍車がかかるわけです。

こういう疲労は、いくら眠っても解消されません。疲れのたまった頭を、緩める必要があるのです。中でも脳の一部といわれる目は、特に酷使されがち。

目と脳の疲れをとるようなケアがおススメです。
(詳しくは「ナチュラルなからだ」p70をご覧ください)

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第11回 からだは冬眠モードの季節 その1

11月下旬~2月上旬

からだよりも頭が敏感に

人間は冬眠をしない動物ですが、冬のからだは基本的に、冬眠モードに入っています。現代ではなにかときぜわしい年末年始ですが、本来、からだはあまり活動できないのです。「再生」の春を前に、からだはいったん小さな「死」を迎える・・・・・イメージとしてはそんな感じです。

一方で、冬は大脳神経系が過敏になる季節でもあります。頭とからだは分けられるものではありませんが、あえていうなら、冬はからだよりも頭が先行する季節です。

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第10回 からだが充実する季節「秋のからだ」3

スープでたっぷり水分補給

寒さと同時に、冬に向けて次第に空気が乾燥してきます。そのため、秋はしっかり水分をとって、みずみずしいからだを保つことが大切です。

水と一緒にとりたいのが塩。塩をとると血液の浸透圧があがるので、からだの保水量が多くなるからです。スープは塩と水分が同時にとれるので、この季節にはおすすめのメニュー。ただし、塩は天然塩を使ってくださいね。また、秋から冬にかけては、良質の油が特に欠かせない季節でもあります。塩と一緒に油をとると、油の分解がスムーズにいくので一石二鳥です。最後に飲み物のことですが、コーヒーや紅茶は利尿作用があるので飲み過ぎないようにしてください。水分補給の点でいえば、消化に負担をかけない水がいちばんなのです。

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第9回 からだが充実する季節「秋のからだ」2

その食欲は本物ですか?

注意したいのは、よくいわれる「食欲の秋」。秋の食欲は、本物かどうかの見極めが必要なんです。確かに秋は実りの季節。おいしい食材がたくさんでまわり、自然に食欲も増してきます。そういう食欲なら大歓迎なのですが、そうでない食欲が起こることもあるのです。

寒くなるとからだは腰椎3番をねじりますが、ときどき腰椎3番が固まって、動きづらくなることがあるのは、先回お話しました。この状態を整体では「固応化」するといいますが、腰椎3番が固応化すると肝臓の機能が低下してしまいます。肝臓は、からだの老廃物を排泄して、尿をつくる臓器です。ここの働きが悪くなると、血液中に老廃物や余ったアミノ酸があふれだし、胃酸につくりかえられてしまうのです。

そして、胃酸の分泌が活発になると・・・・・・そうです、食欲が出てくるんですね。この状態で、特に肉などを過食すると、さらに食欲は増し、どんどん悪循環に陥ってしまいます。こういう食欲はからだにダメージを与えるだけ。むしろ、何も食べないほうがいっくらいです。

>>第10回に続く

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