第5回 心地よい汗の季節 「夏のからだ」2

冷房のきき過ぎで汗が出なくなる

現代では、この呼吸器がうまく動かない人が大勢います。その主な原因は、冷房です。

冷房のきいた場所に長時間いると、呼吸器の働きは鈍くなります。肺は冷気で縮こまり、深い呼吸をしなくなります。また、皮膚からは汗が出にくくなります。ひとつは、冷房で毛穴が閉じてしまうから。もうひとつは、冷房によって体温調節機能が鈍ってしまうからです。

からだには、体温を一定に保つための調整機能があって、夏、外にいて体温があがってくると、この調整機能が働き、皮膚から汗がでます。でも、涼しい温度に保たれた室内にいると体温があがることもないので、体温調節機能は出番がなく、そのうちにサビついてしまうのです。

>>第6回に続く